売店のステキおばちゃん

おばちゃんと生徒たち
前回書いたグレンというおばちゃん。「今日は調子はどう?」って聞いたら「今日も生きていられるから十分」って答えたおばちゃん。他のおばちゃんたち数名と、Shortwoodという学校の前でお菓子やチキンなどを売っています。先週の金曜日も彼女のところでチキンバックにダンプリンを食べ、クラスまでの時間をつぶしながらチャット。ジャマイカに関わらず日本でも、経済的に苦しい時はやはり気持ちも落ち込み情緒が安定しないもの。ジャマイカでも当然犯罪の多くは貧困層に住むギャング関係の人間が起こすのですが、貧困の中に住む人の中にもこんな人はいるんだなと勉強させてくれる素敵なおばちゃんです。
「お金にしてもなんにしても、心配する事は意味がないこと。心配する代わりに、ただ自分が出来る事をしてればいいんだよ」とか、子供に向かって「バス代しかもってないならものは売らないよ。あるかずにちゃんとバスで家に帰りなさい」とか、バス代のない女の子にすっとバス代あげたりとか。「今バス代あげたの?」って聞いたら、「あんな子供だよ、バス代ないんだからあげただけ」って。そんな子、少なくないだろうに・・・そういえば、以前に「前来たときお金払いすぎてたよ」って30ドル返してくれた事もありました。私でも黙ってふんだくってしまいそうになる額ですw
自分が貧困地区に育ち、満足に物も買えず、と思いきや回りでは結構リッチな生活をしている人を見ながら、あそこまで無欲に生活できるかと言われると正直分かりません。親の教育(人柄?)なのか、知人に恵まれたのか、なんにしても、リスペクトなおばちゃんです。あの界隈での私の名前はにっちー。私のことを勝手にボーイフレンドと呼ぶおもしろ太い姉ちゃんや、妊娠中でどっちのお腹がプリティだって真剣に言い合ってるまみーたち、「世界の殺人首都」と新聞に載ったジャマイカキングストン、悪い人もいますが、ステキな人たちもそこらへんいいっぱいいますよ~

 この記事へのコメント

  1. 健治 より:

    「世界の殺人首都」にいるそんなおばちゃん、世界中で探しても結構レアじゃないかな。肝っ玉風マザーテレサ?w

  2. kumicho より:

    何かひとつインパクトのある情報があると「そこに住んでる人はみんなそう」っていうイメージがつくけど、そんなことないよね。どこにでもステキな人たちはきっと沢山いるぞ~

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