先週末、無事怪我人もなく終了しました「Flip Flop Invite 2013」!参加人数は160人を超え、今までで一番規模の大きな大会となりました。うん、大成功です。出来る子でした。
学校対抗でも8校のチームが参加し、なかなかエキサイティングな団体戦を繰り広げてくれました。多分速報見ながら一番楽しんだのは僕ですけど。いやーほんとスリリングだった。
まあでもそんな事はさておき、
気になるのはやっぱり大人のセッション。ジャマイカの奇跡シャコーイ。
みんなも彼の出来気になるでしょ?でしょでしょ。
でも気になる結果の前にひとつ。
試合の一週間前、私が発した一言で野郎どもが急に頑張りだした事がひとつありまして。
「この試合はアメリカ遠征とちがって点数重視じゃないから、一つか二つ、ちょっとクリエイティブなオリジナル技でも演技に入れてみ。」
そういう変わったことが大好きな年頃の野郎ども。床の伏臥からバウンドしてそのまま即上水平静止やら、ロンダートバク転から切り返し前宙、床の開脚千回から直接上水平、普段伸身でひねるのを抱え込んでみたり、脚上挙で足を組んでみたりなどなど、それぞれ目の色を変えてオリジナル技を練習しだしまして。ジャミンやニコラスなんかは演技そっちのけで楽しそうに練習してます。
そんな中、シャコーイが一言。
「先生、僕は決めた。僕は別に面白い技とか演技に入れなくていいから、退屈だけど綺麗な演技で高い点数を取りに行く。」
彼、どうやら体操というものがなんたるかズバリわかっているようです。
なんて出来た14歳なんだろう。ていうか、ホントジャマイカンぽくない。
今回の本番では下痢になることもなく、ちょっと変わった演技でいくつか失敗を出したジャミン、ニコラスを抑え、シャコーイ個人総合初優勝。表彰台で超ガッツポーズ出ました。
感動しました。出来る男シャコーイ。
ただ、
実はSっちゃんに足を組んだ脚前挙をして「これどう?」と嬉しそうに見せた時、「うーん、あんまりかっこよくないよ」と言われたことが退屈な演技で点数を取りに行くのを決めたきっかけだったという事はSっちゃん以外誰も知らない。
Mはいつの日か世界を制す。
かもしれない。
涙が出てきたよ。。。