ジャマイカでは、7月中は大体どこの学校でも、教会でも、水泳やサッカー、ダンス教室、空手教室などなど、色んなところでサマーキャンプ(サマースクール)なるものが行われます。学校が休みになって朝から暇をもてあます子供たちに習い事を、というところです。夏季特別教室ってやつですね。
西田ジムでは今年の夏は西田ジムでのサマーキャンプと、三つの外部キャンプで出張指導をしています。マイケル先生の抜けた穴をきっちり補えるほどに成長してくれたシャルト先生(見た目がややヤクザっぽいが)に一番大きな外部キャンプをまかせ、私はジムでのキャンプ、外部でのキャンプを二つ指導しています。ジムでのキャンプにはダンスの時間もあり、私が外部のキャンプで抜ける時間帯は、ケリアン先生がダンスと体操しっかり指導してくれています。
今年は西田ジムとしては一年目のサマーキャンプ。2ヶ月前からA4の半分くらいのサイズのチラシを学校やらショッピングモールやらイベントやら色んなところで配りました。その数合計3400枚。チアリーディングの強い学校にもくまなく配り、キャンプの前週に行われた大会でも配り、キングストン内の私立の学校もほぼ穴なしなくらい配りました。
で、期待の1週目、集まったのはなんと!
5人。
ちーん。
そのうち一人は昔の生徒、二人はチアを始めた小学生、二人は外部から。
いやぁ、正直もうちょっとくるかなぁと思ってましたが、今のジムのロケーション、ほんまにあかんねんなぁ・・・。いや、ロケーションだけが問題ではなくて、もともとジムとして抱えている生徒の数が少ないということも大きな要因。あと、他の学校がやっているキャンプに比べて値段が割高、と言うのも大きな要因。学校で教えてたら20人くらいさくっと集まるのに、「ジムに来てもらう」となるとこんなにも来ないものか。ぬーん。子供の満足度なら、そこらのキャンプに負けない自信あるのに!
やはり、ジャマイカでは習い事とか買い物、食事とか何をするにも、「目的地がアップタウン、安全なところにある」というのがかなり選択のキーポイントになっている模様。といっても、今月にはいって午後のプログラムには10人近く新しい生徒さん来てくれたし、まあそこまで悪くもないんですけど。
にしてもキャンプ5人は結構厳しい現実を突きつけられました。3週間の日程で、一週間に15人くらいは何とか集めたかったんですが。でも負けないぞ!
場所が悪いというデメリットを持つ西田ジムで生徒さんを増やすには、「場所悪いけど、それでも行こう」と思う何かが必要なんです。それは、子供の「体操もっとならいたい!」という気持ちが親に伝わる事じゃないかなと私は考えてるわけです。
指導員の質の向上→
指導員を派遣して生徒の集まりやすい学校での外部指導の拡大→
より興味を持った生徒さんを西田ジムへ呼び込む!
これを地道にやるしかない。もちろん、普通の宣伝も続けますけど。
後は、野郎どもにスポンサー探し。こっちも半数はもうNOの返事をいただきましたが、まだDigicelとLIMEの二大通信会社が残ってる!ひたすらがんばだ俺。
海でキャンプは?
思い切ってそっちで生徒さん集めた方が儲かるかも知れないっす。